僕の夢を、
叶えてくれてありがとう。
僕はいつも夢を見ていた。
大切に育てられたこの命、
残さず全部、誰かの笑顔になれたらいいのに。
強く泳いだこの骨も、海を感じたこの皮も、
美味しさが詰まったこの体も。
毎日「愛してるよ」と声をかけてくれた人たちの想いも。
ある日、僕は料理人コージと出会った。
彼は僕の声に耳を傾け、
僕の夢を一杯の丼の中で叶えてくれたんだ。
